首の強い痛み・手のしびれで来院された50代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

1週間ほど前から急に首が痛くなり、整形外科でストレートネックと説明を受けていた50代女性の症例です。

湿布と痛み止めを処方されていましたが、その後、右手の指先にしびれを感じるようになり、来院当日には上や下を向くことが難しいほど首の痛みが強くなっていました。

来院前日には痛み止めを服用するほどの痛みに加え、頭痛や吐き気もあったとのことでした。

朝のうがいや洗面など、日常生活の中で首を動かす動作にも困るようになり、この状態を何とかしたいということで当院へ来院されました。

患者さん

50代女性 主婦

来院日:4月中旬

来院時のお悩み

来院時には、首を動かしたときの強い痛みと右手指のしびれに悩まれていました。

  • 上を向くと首が痛い
  • 下を向くと首が痛い
  • 右手の指先にしびれを感じる
  • 朝のうがいや洗面がつらい
  • 来院前日には頭痛や吐き気もあった

特に、普段の生活の中で首を動かすたびに痛みを感じることが大きな負担になっていました。

これまでの経過

来院する1週間ほど前、寝違えたような感覚から急に首が痛くなりました。

整形外科を受診したところストレートネックと説明され、湿布と痛み止めを処方されたとのことでした。

その後、来院する1〜2日前から右手の指先にしびれを感じるようになり、さらに来院当日には首を動かそうとすると強く痛む状態になっていました。

以前から首や肩のこりを感じることはあり、過去にはぎっくり腰を経験したこともありましたが、定期的に身体の状態を確認することはしていなかったとのことでした。

当院で確認した身体の状態

首だけではなく、背骨・肩甲骨・腰の動きや普段の姿勢も含めて身体全体を確認しました。

来院時には背骨全体の動きが少なく、身体を動かした際に首周辺へ負担が集中しやすい状態がみられました。

また、右手指にしびれを感じていたため、右肩甲骨周辺の筋肉の緊張や動きについても確認しました。

普段の姿勢では頭が身体より前方へ出やすく、背中も動かしにくくなっていました。

実際に肩甲骨周辺や背骨を動かした後に首の動きを確認すると変化がみられたため、首だけに施術を行うのではなく、背骨や肩甲骨、腰を含めて身体全体の動きを確認しながら進めることにしました。

施術の考え方

来院時は首の痛みが強く、動かせる範囲も限られていたため、強く動かすことはせず、身体の反応を確認しながら施術を行いました。

首だけではなく、動きが少なくなっていた背中や腰、右肩甲骨周辺についても少しずつ動かしていきました。

また、自宅では最初から多くの運動を行うのではなく、続けやすいストレッチを2種類お伝えしました。

姿勢についても、頭が前方へ出た状態になりすぎないよう、まずは頭の位置を意識していただくことから始めました。

施術後の経過

初回〜3回目

2回目に来院された際には、首を動かしたときの強い痛みよりも、張りやつまるような感覚を感じる状態へ変化していました。

上を向ききったときや、下を向いたときには張りを感じるものの、動かして強く痛むことや、じっとしていても痛む感覚は少なくなったとのことでした。

3回目には頭痛はなく、右手指のしびれについてもあまり感じずに過ごせたとのことでした。

背中の状態を確認すると、来院時にみられた捻じれには変化が出ていましたが、背骨全体の動きはまだ少なかったため、ご自宅では深呼吸をしながら肋骨や背中を動かすこともお伝えしました。

4〜6回目

4回目には、上を向いたときの張りはほとんど感じなくなっていました。一方で、下を向いた際には若干の張りが残っていました。

日常生活の中で首の痛みを感じる頻度も少なくなっていました。

肩甲骨周辺や背中から腰までを動かした後に首の動きを確認すると変化がみられたため、引き続き背骨全体の動きを確認しながら施術を進めました。

5回目には下を向く動作は気にならなくなった一方、上を向いたときに張りを感じるとのことでした。

日によって張りを感じる動作には違いがありましたが、頭痛や強い首の痛みは出ずに過ごされていました。

6回目には首の前側の筋肉にも張りがみられたため、その状態も確認しました。

ご自宅で行う方法としてバスタオルを使用したストレッチを追加し、これまで行っていた背骨を動かす運動も継続していただきました。

7〜10回目

7回目頃には、普段の生活の中で首の痛みを感じることはなくなったとのことでした。

その後は、肋骨や背骨の動きをさらに確認しながら施術を進めました。

以前から腰も反らしにくく、腰周辺の動きが少なかったため、首だけではなく腰を含めた身体全体の動きも確認しました。

9〜10回目頃には首の張りもほとんど感じず、ご本人としては「硬さを感じる程度」とのことでした。

肩甲骨付近の背骨にはまだ動かしにくい部分がみられたため、その部分を中心に施術を続けました。

施術終了時

施術終了前の週末には、一時的に肩のこりや頭痛を感じる日があったとのことでしたが、薬を服用せずに過ごされていました。

最終的には、首を動かした際の張りやつまるような感覚も気にならなくなり、日常生活の中でも首を意識することがほとんどなくなったとのことでした。

普段の生活で大きな支障なく過ごせていたため、この時点で施術を一区切りとしました。

院長の考察

今回の症例では、整形外科でストレートネックと説明を受けていましたが、当院ではその画像上の状態だけで現在の症状を判断するのではなく、実際に首をどの程度動かせるのか、背骨や肩甲骨がどのように動いているのかを確認しました。

来院時には首だけではなく、背骨全体や腰の動きも少なく、頭が前方へ出やすい姿勢がみられました。

また、右手指のしびれもあったため、首だけに限定せず、右肩甲骨周辺の筋肉の緊張や動きについても確認しながら進めています。

施術の経過では、肩甲骨周辺や背骨を動かした後に首の動きにも変化がみられました。そのため、この症例では痛みを感じている首だけを見るのではなく、背骨や肋骨、肩甲骨などを含めて身体全体の動きを確認することが重要だと考えました。

同じ「ストレートネック」と説明された方でも、実際に困っている症状や身体の動きは一人ひとり異なります。診断名だけで判断せず、現在の症状や動作を確認したうえで施術方針を考えることが大切です。

患者さんの写真

首の痛みと右手指のしびれで来院された50代女性と院長

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

ストレートネック・首の痛みでお悩みの方へ

ストレートネックと説明され、首の痛みや動かしにくさで悩んでいる場合でも、実際の身体の状態は一人ひとり異なります。

ひこばえ整骨院では、首だけを見るのではなく、これまでの経過や姿勢、背骨・肩甲骨など身体全体の動きを確認したうえで施術方針を考えていきます。

ストレートネックに対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。

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この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。