食いしばりによる顎の痛み・頭痛に悩んでいた|20代の症例

症例の概要

食いしばりがあり、顎の痛みや頭痛、睡眠の悩みを抱えていた20代の症例です。

寝ている間の食いしばりは自分自身ではコントロールすることが難しく、顎周囲のつらさにも悩んでいました。

来院時にはマウスピースも使用していました。

当院では顎周囲だけを見るのではなく、首周囲の動きや姿勢なども確認しながら施術を行いました。

合計6回、徐々に施術間隔を空けながら経過を確認し、最終的には食いしばりや顎のつらさなどの自覚症状がほとんど気にならない状態になったため、集中的な施術を終了しました。

患者さん

20代 女性

来院時のお悩み

来院時には、食いしばりとともに顎の痛みや頭痛、睡眠についての悩みがありました。

特に食いしばりは寝ている間にも起こるため、自分自身ではなかなかコントロールすることができません。

マウスピースも使用していましたが、顎周囲の状態について別の視点からも確認したいということで施術を行いました。

これまでの経過

食いしばりに対してマウスピースを使用していました。

マウスピースには歯を保護するなどの目的がありますが、それとは別に、当院では顎周囲の筋肉の緊張や首の動き、普段の姿勢など身体の状態について確認しました。

当院で確認した身体の状態

食いしばりがあるからといって、顎だけに問題があると判断するのではなく、顎を動かした時の状態や首周囲の動き、普段の姿勢などを確認しました。

今回の患者さんでは、

  • 顎周囲の筋肉の緊張
  • 首周囲の筋肉の緊張や動き
  • 頭部が前方へ出やすい姿勢
  • 普段の立ち方や歩き方

などを確認しました。

これらが食いしばりの直接的な原因と断定することはできませんが、顎周囲だけでなく身体全体の状態を確認したうえで施術方針を考えました。

施術の考え方

今回の症例では、主に次の3点を中心に施術を行いました。

  • 顎周囲の筋肉の緊張を確認しながらの施術
  • 首周囲の筋肉や動きに対する施術
  • 普段の姿勢や身体の使い方の確認

また、自分では普段の姿勢を把握しにくいため、実際の姿勢や歩き方を動画や写真で確認してもらうこともありました。

「自分ではまっすぐ立っているつもりの姿勢」と、実際の姿勢にどのような違いがあるのかを確認しながら、日常生活でも意識できるようにお伝えしました。

施術後の経過

1〜2回目

初回から2回目までは5日間隔で身体の状態を確認しました。

顎周囲だけでなく、首周囲の筋肉や動き、姿勢なども確認しながら施術を進めました。

3〜4回目

3回目、4回目は1週間程度の間隔で施術を行いました。

4回目頃には、食いしばりを感じることが大きく減り、顎周囲の痛みについても軽減していました。

引き続き、日常生活での姿勢や身体の使い方についても確認しました。

5〜6回目

状態が落ち着いてきたため、5回目は2週間後、6回目は3週間後と徐々に施術間隔を空けました。

間隔を空けても自覚症状が戻っていないか、姿勢や身体の使い方が以前の状態へ戻っていないかを確認しました。

最終的には、食いしばりや顎のつらさなどの自覚症状がほとんど気にならない状態になりました。

施術間隔を空けても大きな症状の再発がみられなかったため、6回目で集中的な施術を終了しました。

院長の考察

食いしばりは、特に睡眠中の場合、自分の意思だけで止めることが難しい症状です。

また、食いしばりや顎の痛みにはさまざまな要因が関係するため、「姿勢が悪いから食いしばる」「首が硬いから顎が痛くなる」と一つの原因だけで説明することはできません。

今回の患者さんでは、顎周囲の筋肉だけでなく、首周囲の筋肉や動き、普段の姿勢などにも特徴がみられました。

そこで、顎周囲の状態を確認しながら施術を行うとともに、首周囲や普段の姿勢・身体の使い方についても確認しました。

また、マウスピースを使用している場合でも、それを否定するのではなく、歯を保護する目的など必要に応じて歯科で相談しながら使用することが大切です。

今回の症例では、4回目頃には食いしばりや顎の痛みに変化がみられ、その後は2週間、3週間と施術間隔を空けても大きな症状の戻りがみられませんでした。

最終的には食いしばりや顎のつらさがほとんど気にならない状態になったため、集中的な施術を終了しました。

食いしばりや顎の症状がある場合には、顎だけで判断するのではなく、必要に応じて歯科・口腔外科などで状態を確認しながら対応することも大切です。

患者さんの写真

食いしばりによる顎の痛みや頭痛に悩んでいた20代の症例

食いしばり・顎の痛みでお悩みの方へ

食いしばりや顎の痛みにはさまざまな要因が関係します。

ひこばえ整骨院では、顎周囲だけを見るのではなく、首周囲の動きや姿勢、普段の身体の使い方なども確認したうえで施術方針を考えています。

口が開きにくい、顎の痛みが続く、歯や噛み合わせに問題があるなどの場合には、歯科・口腔外科での診察も大切です。

また、頭痛についても突然の激しい頭痛や、これまで経験したことのない頭痛、手足のしびれ・麻痺、発熱などを伴う場合には、速やかに医療機関を受診してください。

顎関節症や当院での施術については、下記のページで詳しくご紹介しています。


顎関節症の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。