側弯症で立ち仕事中の腰・背中の痛みに悩んでいた29歳女性の症例|西宮市のひこばえ整骨院

症例の概要

29歳女性、会社員の方です。

以前にレントゲンを撮影した際、背骨に側弯があることを指摘されていました。

仕事では座る時間が少なく、長時間の立ち仕事に加えて、立ったままパソコン作業をすることも多い環境でした。

次第に腰の痛みや肩こり、肩から背中にかけてのつらさが強くなり、長時間勤務が負担になっていました。

インターネットで複数の院を比較したうえで、口コミやホームページの情報を見て当院へ来院されました。

患者さん

Oさん 29歳女性 会社員

来院:平成28年8月

来院時のお悩み

仕事中の腰・背中・肩のつらさに悩んでいました。

  • 長時間の立ち仕事で腰が痛くなる
  • 肩こりが以前より強くなっている
  • 肩から背中にかけて痛みを感じる
  • 立ったままパソコン作業をすることが多い
  • 以前から姿勢について指摘されることがあった
  • レントゲン撮影時に背骨の側弯を指摘されていた

患者さんの直筆の感想にも、「腰の痛み、肩こりの症状が悪化して、長時間の立ち仕事がつらく悩んでいました」と書かれています。

これまでの経過

仕事では同じ場所に立ち続けるわけではありませんでしたが、長時間勤務でも座る時間が少なく、パソコン作業も立った状態で行っていました。

そのため、仕事を続けていると肩から背中、腰にかけてつらさを感じていました。

以前にレントゲンを撮影した際には、背骨に側弯があることを指摘されていました。また、普段から姿勢について注意されることもあったとのことです。

インターネットで施術を受けられる場所を探し、複数のサイトを比較。口コミやホームページの情報量などを確認したうえで当院へ来院されました。

当院で確認した身体の状態

立っている時に症状を感じることが多かったため、初回は立った状態を含め、座位・仰向けでも身体の状態を確認しました。

立った状態

肩と骨盤の高さ、立っている姿勢などを確認しました。

肩と骨盤の高さには大きな左右差はみられませんでしたが、腰の反りが大きく、膝の向きにも特徴がみられました。

座った状態

肩・骨盤の高さに加え、身体を左右に捻った時の動きを確認しました。

肩と骨盤の高さは立っている時と同様に大きな左右差はありませんでしたが、身体を捻る動きでは、左方向への動かしにくさがみられました。

仰向け

左右の脚の状態や股関節周囲、腰の反りなどを確認しました。

脚の長さに明らかな左右差はなく、脚の開きにも大きな差はありませんでしたが、左脚がやや内側を向く状態がみられました。

患者さん自身からは片脚に重心をかけやすいという話もあり、これらを含めて普段の立ち方や身体の使い方を確認していきました。

側弯症で来院された29歳女性の身体の状態を確認した画像

施術の考え方

今回の症例では、側弯症があるからといって、背骨を真っすぐにすることを目的にはしていません。

実際に身体を確認すると、肩や骨盤の高さに大きな左右差があるわけではなく、腰の反りや身体を捻る動き、立ち方などに特徴がみられました。

そのため、左右を機械的に同じように施術するのではなく、筋肉の張りや身体の動きを確認しながら施術内容を調整しました。

臀部や股関節周囲についても状態を確認し、腰・背中だけではなく全身の動きを見ながら進めました。

また、この方は仕事で立っている時間が長いため、施術だけではなく、仕事中の立ち方やパソコン作業時の姿勢についてもお伝えしました。

自宅・仕事中にお伝えしたこと

ご自宅では、腰から背中周囲を動かすストレッチをお伝えしました。

仕事中については、立ったままパソコン作業をする際に片側へ重心が偏りすぎないよう、足幅や立ち方を確認しました。

また、座る時間が長くなった際には背中が丸くなる傾向がみられたため、お尻の下にタオルを敷く方法もお伝えしました。

首や肩に疲れを感じた時に行える、肩周囲の簡単なストレッチも追加しました。

施術後の経過

1〜3回目

初期は来院間隔を短めにし、身体の状態を確認しながら施術を行いました。

仕事中に感じていたつらさは徐々に軽くなり、その後少し来院間隔を空けても、以前の状態まで戻ることはなくなってきました。

腰周囲の張りは少し残っていましたが、背中の動きには変化がみられました。

立ち方については、膝に必要以上の力を入れず、膝の向きを意識することもお伝えしました。

4〜6回目

長時間座った際に腰のつらさを感じたため、改めて座り方を確認しました。

座った時に背中が丸くなる傾向があったため、お尻の下にタオルを敷き、座る姿勢を調整する方法をお伝えしました。

また、首や肩に疲れを感じることがあったため、仕事中にも行いやすい肩周囲のストレッチを追加しました。

この頃には、職場の方から「姿勢が良くなった」と言われたそうです。

7〜8回目

立っている時の腰の反りは、初回と比較すると目立ちにくくなっていました。

時々腰に疲れを感じることはありましたが、痛みが長く続くことは少なくなり、ご自身でストレッチを行いながら対応できるようになってきました。

9回目

前回から1か月以上来院間隔が空きました。

それでも身体の状態が大きく戻ることはなく、強いこりや張りもみられず、比較的安定していました。

パソコン作業をすると肩のこりは感じるとのことだったため、仕事中にも行えるストレッチを改めてお伝えしました。

来院間隔が空いても日常生活を安定して過ごせる状態になっていたため、この時点で集中的な施術はいったん終了しました。

院長の考察

今回の症例で重要だったのは、「側弯症がある=身体全体の左右バランスが大きく崩れている」と決めつけなかったことです。

実際に確認すると、肩や骨盤の高さには大きな左右差がありませんでした。

一方で、身体を捻った時には左方向への動かしにくさがあり、腰の反りや立ち方にも特徴がみられました。

また、患者さんは長時間の立ち仕事に加え、立ったままパソコンを操作することも多かったため、仕事中にどのような姿勢をとっているのかも重要な確認ポイントでした。

側弯症がある方でも、身体の状態や困っている動作は一人ひとり異なります。

そのため、背骨の見た目だけを基準にするのではなく、「どの姿勢でつらいのか」「どの動きに左右差があるのか」「仕事ではどのように身体を使っているのか」まで確認することが大切だと考えています。

今回の方では、施術に加えて仕事中の立ち方・座り方やセルフケアを継続してもらい、最終的には1か月以上来院間隔が空いても大きな痛みや張りを感じずに過ごせるようになったことが、経過を見るうえで一つのポイントでした。

患者さんの直筆の声

側弯症と腰・背中の痛みで来院された29歳女性の直筆の感想

はじめはどのような症状・悩みがありましたか?

腰の痛み、肩こりの症状が悪化して、長時間の立ち仕事がつらく悩んでいました。

当院を選んだ理由を教えてください。

インターネットでサイトを比較しました。比較するにあたって色々な情報量が多かったのでイメージしやすく、こちらを申し込みました。

インターネットの口コミを見て、評判がよさそうだったことと、一時的ではなく根本的な改善を望んでいたため申し込みました。

実際に施術を受けてみて、どの部分がよかったですか?

実際に受けてみて、体が楽になったのを実感しました。

ストレッチやアドバイスがわかりやすくてよかったです。

元々あった悩みはどうなりましたか?

回数を重ねて腰の痛みはだんだん改善したと思います。

長時間の立ち仕事でもあまり気にならなくなりました。

これから施術を受ける方へ

施術は痛いものではなく、実際に受けてみると改善したので、一度受けてみるといいかと思います。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

側弯症で腰・背中の痛みにお悩みの方へ

側弯症がある方でも、実際に困っている症状や身体の状態は一人ひとり異なります。

ひこばえ整骨院では、背骨の状態だけを見るのではなく、どのような姿勢や動作で症状を感じるのか、仕事や日常生活でどのように身体を使っているのかも確認したうえで施術方針を考えています。

側弯症に対する当院の考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご説明しています。


側弯症の原因や施術について詳しく見る

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や画像上の所見だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。