顎が痛くて歯医者さんで診てもらったら『顎関節症ですね』といわれ、マウスピースを勧められたでけども、正直マウスピースに不安がありませんか?

でもそのままでは顎の痛みは増し、口を大きく開けると痛みがでるし、どうしようか悩んでいませんか?

そもそもマウスピースってどの様なものなのかも疑問に思うかと思います。

マウスピースで顎関節症は治るのか不安があるかと思います。

そんな痛みの原因と悩みの不安を解消していく方法をお伝えします。

今顎関節症で悩まれているなら一度このブログを最後までお読み下さい。

マウスピースに頼らなくても解決できますよ。

 

顎関節症とはそもそも何?

顎関節症には2つの種類があります。

  1. 顎周辺の筋肉が硬くなってしまい、顎が正常に動かない
  2. 顎のクッションの円板ばずれてしまう

 

引用画像元

顎関節症にもガクガクと音が鳴ったり、痛みが出たり、口が開ける事ができなくなったりします

顎関節症は軽症から重症まであり、重症の場合は手術をする場合もあります。

中には痛みが出ても直ぐに痛みが改善したり、日常生活の動作を変えると痛みが改善する事もあります。

顎には多くの筋肉があります。

この筋肉が硬くなる事によってあける事ができなくなってしまいます。

引用画像元

この筋肉の緊張でも痛みや開く事ができなくなる事があります。

 

顎の関節

頭蓋骨の一部で耳があるところの骨(側頭骨)と下顎の骨(下顎骨)を繋げている関節が顎関節です。

顎関節にはがスムーズに動くように関節円板というクッションの役割をするものがあります。

その関節円板がスムースに動かないなどの不調で起こる痛みや動きの悪さなどを総称して顎関節症と呼びます。

顎関節症は原因がわかるものから原因不明なものがありますが、そのほとんどが日常生活からくるものです。

次は顎関節症の原因を詳しく説明します。

 

なぜ顎の関節に異常が起こるのでしょうか。

噛みあわせ、片方の歯ばかりで噛む、顎に負担がかかる姿勢や動作をする、顎の筋肉が弱ってきている、ストレスなどの原因が重なり異常がおこります。

噛み癖で片側ばかり使って起こる左右の筋肉バランスの崩れ、頬杖やうつ伏せで本を読んだりうつ伏せで寝たりするときにかかる重さの負担で起こる側頭骨と下顎骨のずれなどです。

上下左右の位置がずれると、関節円板もずれてしまうからです。

 

なぜ顎関節症になるとマウスピースを勧められるのか?

まずマウスピースとはどんなものでしょう。

一言でいうと、歯に装着して噛みあわせを整えるものです。

寝る時に症状によって上側か下側につけて、日中は外して生活します。

寝ている間に噛みあわせを矯正するため、朝起きると痛みや違和感があります。

日中は装着していないので、就寝時に矯正していた噛み合せが、日中の癖でどうしても戻ってしまいます。

そのため長期の治療が必要です。

多いパターンでは、寝ている時等に食いしばりが強く出てしまい、歯が欠けてしまう事もよくあります。

それを解消する為にマウスピースを使う事があります。

 

なぜ時間がかかるマウスピースを勧められるのでしょう。

なぜなら装着するだけですので手軽にできる治療のひとつだからです。

そして就寝中の歯ぎしりなどを抑えることができます。

もし、食いしばりが原因の顎関節症ならマウスピースで治るでしょう。

しかし、あくまでもくしばりは結果的になので、なぜ食いしばりが起きておるのかを知る必要があります。

そして、実際にあった症例ですが、顎が痛くてマウスピースを着用して晩寝ると逆に痛みや頭痛がでてしまったいう事もあります。

もしマウスピース着用して痛みや不快感が出れば直ぐにやめるか、もしくは一度専門医に相談するのがいいでしょう。決してマウスピースだけが最適な方法とはかぎりません。

マウスピースをつけず治す方法は?

手軽だけれども時間がかかり痛みがでるのは、やはり不安という方はいらっしゃるかと思います。

本当に治るのかと不安になる気持ちがあるのではないでしょうか。

実際、噛みあわせを整えて上下の歪みを改善しても、顎を動かす筋肉を調整したり日常の動作などによる顎にかかる負担を軽減しないと再発してしまいます。

マウスピース以外での方法もあります。

マウスピース以外の方法では薬や手術、整体、ストレッチなどがあります。

 

負担がかかり緊張で固まってしまった筋肉を緩ますために使われます。

痛み止めや眠れない方のために睡眠導入剤が使われる事もあります。

効果が出て痛みが改善する様でしたらいいですが、もし何度も再発を繰り返す場合は薬は一度やめて違う方法を試してみて下さい、

 

手術

他の方法で改善されなかった場合や口が開けられないなど日常生活が不自由になった場合などに手術織除くが施されることがあります。

骨の変形や関節円盤の変形などの場合です。

変形が著しく進んだ場合は手術を行う事があります。

私の経験から言うと、手術になるくらいの顎関節症はよっぽど我慢をしていたか、何もせずにほったらかしにしていたと考えられます。

手術の方法には2種類があります。

関節を開いて顎の円盤を元に戻す。

もう一つが内視鏡などで癒着を剥がす。

この2つが主な手術の方法です。両方とも全身麻酔で進めていきますが、長いと半年くらいかかると言われています。

 

 

整体

 

顎関節症になってしまった原因である日常の動作や癖、姿勢などを改善して痛みを取り除いていきます。

顎を動かす筋肉を調整しながら関節の動きをスムーズにし、顎関節症を引き起こす側頭骨と下顎骨への負担を改善します。

整体で顎関節症?と思われる方もいるかもしれませんが、バランスや顎の使い方をきっちりとよくする事で改善する事例もあります。

マウスピースが合わない時等に選択肢の一つとして考えてみて下さい。

 

顎関節症に効果のあるマッサージ方法

 

 

手順

首の前をマッサージをして顎にかかる負担を軽減させます。

首の前。写真の位置を親指と人差し指で持ちます。

上から順番に5区画に位に分けてつまむ様にしてマッサージをします。

左右均等に2回ずつ行なっていきます。

 

手順

手のひらで顎の関節を押します。

手の母指で顎の関節をぐ〜っと押さえていきます。

押したまま5秒間キープします。

 

手順

割り箸を奥歯で噛みます。

そのまま10秒間程度噛み続けていきます。

この噛む動作は左右の筋肉の噛み合わせをよくする為に行なっていきます。

今回は3つの方法お伝えしましたが、どれも簡単にできます。流石に割り箸は職場では難しいと思いますが、自宅でも行なって下さい。

 

 

まとめ

 

顎関節症はいくつかの要因が重なって起こります。

ひとつだけを治しても他をほっておくと、すぐに再発してしまい治らない状態のままです。

マウスピースを就寝時だけ装着しても改善は難しいため、全体を改善する必要があります。

マウスピースだけが改善の方法ではありません。

先ずは自分でマッサージ方法や日常の癖。例えば頬ずえをしたり、足を組んだり、うつ伏せで本を読んだり等の癖を改善する事から初めていきましょう。

 

 

ひこばえ整骨院顎関節症の施術手順

ひこばえ整骨院では顎関節症の施術を得意としています。

痛みが出ているだけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。

マウスピースをしなくても症状を改善する事ができます。

もし顎関節症の痛みで困っているなら下記をご覧下さい。

執筆者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤 克也(監修)

柔道整復師(国家資格保持者)

業界歴16年。

18歳の頃から整骨院1筋で西宮市で痛みに悩まれている方のお役に立てる様に日々精進中。

2019年に本を出版

本を執筆

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