来院日

平成29年9月

患者さん

中嶋 太郎さん 男性 50歳 職業 会社員

悩み

もともと腰痛自体は10年ほど前からあったそうですが、足のしびれを強く感じることはなかったとのことでした。

それが半年前から腰の痛み、足のしびれがだんだんと強くなってきてご自身なりに調べたりして腰痛対策として、腹筋やストレッチを行なっていたそうですが改善しないままでした。

ついに朝に歩くことがかなり苦痛となり、2週間程前に整形外科を受診したところ、すべり症の診断を受けたそうです。

整形外科で処方されたのは湿布と血流改善の薬だったそうですが、薬の方は体に合わずめまいが出てしまうことから使えなかったとのことでした。

もう一度診察を受けた際には「根本的に治すのなら手術しかない」と言われてしまい、他に改善方法はないものかと悩まれて、いろいろ調べていたところ、当院のホームぺージを見つけたそうです。

検査の結果

検査をした結果・・・

左の肋骨の位置は下に下がり、右の骨盤は若干手前方向に傾いていました。

この方の場合は左側のすべり症で、症状が出ているのは左であったこともあり、左の肋骨を元の位置に戻した方が痛みしびれが改善されたと思われます。

うつ伏せで検査をしてみると、背骨の上部の動きをつけるとしびれが弱まることがわかり、このことから肩甲骨の動きが悪いことからも腰の負担を増やしていることがわかりました。

すべり症は今までの体の使い方が積み重なって出来上がってしまった体の状態です。

確かに一度すべり症となってしまった骨の配列を、元の位置に戻すことは不可能ですが、それを戻さなくてもしびれや痛みを改善することは十分に可能なのです。

初回の施術

初回の施術では腰とお尻の治療は一切せず、肩〜背中、太もも〜ふくらはぎの筋肉調整を行い、両肩甲骨の矯正と右の骨盤矯正、左側の肋骨を右側と揃えるように矯正していきました。

すべり症の場合、とても腰の骨がデリケートになっています。

直接腰の状態をなんとかしようと筋肉や骨を動かしてしまうと、そのバランスを崩してしまう可能性があるのです。

念のため施術に入る前に説明し、了承いただいてからの治療を行います。

実際施術後に再度痛みとしびれの検査をしたところ、最初の時と比べて変化がわかるほどに軽減しました。

この方の場合、適度に動かした方がだんだん楽になる、ということもありこの日からストレッチを一つだけお伝えして、朝と夜には必ずやっていただくようお願いしました。

2回目から3回目の治療

2回目に来られた時には朝の痛みやしびれが今までよりましになっていたそうで、動けるようになっているとのことでした。

3回目には朝の20〜30分歩くことは全然苦痛ではなくなっていました。

毎朝、起きた時に腰にしびれるような感覚があったのも、しびれより重たい感じになっているようでした。

ストレッチを行なうと腰が動きやすくなるのがわかる、とおっしゃっていてしっかり続けてくださっていました。

さらに肩甲骨の運動も加えてやっていただくようお伝えしました。

このときから仰向けで膝を立てた状態の腰の動きや左右差を確認するようにしました。

朝がやはり思うように腰の左側が伸びないようでしたが、以前のように動けないほどしびれたり痛むことはなくなっていました。

 

4回目から6回目の治療

4回目のときには昨日だけ腰が重怠いのが強く、あとはそこまで痛みもしびれも強くならなくなっていました。

朝起きて腰の硬い感じがわかるけれど仕事で差し支えるような痛みもしびれもなく、少しずつ運動も再開してみたい、とのことでした。

肩甲骨の動きが左側だけ開きにくい状態になっていたので、肩甲骨周りのストレッチを2種類追加でお伝えしました。

5回目の治療の前に息子さんと20分ほどランニングを始めたそうで、走っている時も走り終わった後も痛みもしびれもでませんでした。

ペースも息子さんに合わせて走るため、急に激しい負担を加えることにもならずちょうどいい量でできたとのことでしたが、走った翌朝は腰の重怠さや硬さがでてきたようでした。

走ること自体は問題なくできているので、距離や時間は増やさずそのままできる時は走っていただくようにしました。

ただし、足のストレッチを追加するようにしました。

これも左側が特に、なのですが太もも裏側の硬さがあると骨盤の傾きをつくってしまいます。

腰に痛みがすぐ現れるわけではなく、腰をかばう部分がだんだん動かなくなったときに骨盤が傾き体のバランスが崩れることで腰に痛みがでてしまいます。

そのため体のバランスを元に戻す習慣をつけていただくためにも、足のストレッチはやっていただくようお伝えしました。

腰の調子もよくなってきている中、来月半ばにゴルフの予定もあり、練習の為に打ちっぱなしに行かれたそうです。

「翌日に治療もあるからまぁなんとかなるだろう」という感じで行ったとのことです。

6回目はその打ちっぱなしの疲労もあり、朝から左の腰に痛みが少し出たようでしたが、以前ほどの痛みやしびれではないものの、走っただけの時にはなかった痛みが若干でたとのことです。

ストレッチも強度を強めるよりも時間を長く取って、しっかり動かすように意識してもらいました。

確かに体の硬さがまた出ていましたが、施術を行うことですぐに動かせる範囲も広がり、元に戻るくらいでした。

7回目から10回目の治療

7回目のときも打ちっぱなしで練習に行かれた翌日でしたが、ストレッチをして寝ても朝一で起きた時は痛くはないが、左腰が重く硬い感じが強くなる、とのことでした。

確かに体の状態も良くなってきていますが、この翌月に二週連続のゴルフが予定していることと、なるべく今のうちにしっかり治療しておくためにも、今月まではゴルフの練習はお休みいただくようお願いしました。

普通の動かす範囲なら問題なくできますが、腰の負担が増えるような捻る動きや瞬間的に力を入れる動きはまだ体が安定してくるまで休まれた方が再発の予防につながります。

動けるようになったのが嬉しいということで、沢山動きたくなる気持ちもわかるのですが、まだ万全ではないため油断はしないで様子を見ていくように心がけてもらいました。

8回目、9回目のときも走れた日があまり多くはないものの、ストレッチはしっかり続けてやってくださっていました。

朝一も腰が痛い感覚よりも、硬くて伸びない感じになるだけになっていました。

お仕事の都合で間隔が少し空いてしまいましたが、このまま翌月に予定してあったゴルフにも二週連続で行けたとのことでした。

それでも痛みはでないままで、普通にゴルフは楽しめたと喜ばれていました。

もともと月に1〜2度のゴルフを楽しみにされていたこともあり、またゴルフができるようになって安心した、とおっしゃっていました。

ただし、ゴルフを行うと左側の体の動きが悪くなってしまうので結果的に腰の負担が増えてしまいます。

そのため今後は左右差を大きくつけてストレッチを行なうようにお伝えしました。

あとは、一方向にスウィングすると体に捻じれができてしまう為、ゴルフが終わった後に必ず逆方向のスウィングを10回だけ行うようにお伝えしました。

ゴルフをしても、以前のような痛みやしびれがでてくることはなくなり、朝の仕事始めに動けなくなるようなこと全くない状態にまで回復したため、今回の治療で終了しました。

また月に一度はゴルフがあるため、そのあとの体の状態で3日以上腰に硬さや違和感を感じるようであれば、一度矯正が必要な状態だということになりますので、お越しいただくようお伝えしました。

 

まとめ

最初に来られた時は、朝お仕事で歩く量が多いことがかなり辛くなっていたり、ゴルフに行っても足を引きずるようにして行くしかなかったため、もうやめた方がいいのかな、ともおっしゃっていました。

ですがきっちり治療するとまたゴルフもできますし、運動も諦める必要もなく、今の年齢で手術をしてしまうことは非常にもったいないことだと思い、治療をお勧めさせて頂きました。

結果的にはゴルフも仕事も、さらにはランニングまでできるくらいに回復することができ、私も大変うれしく思います。

この方の場合は、腰痛が出始めたときからいかに自分の力で改善するか、を考えていろいろ調べたりもされていましたが、結局自分に何が合うのかわからなくなってしまったと悩まれていました。

そして根本的に治らないにしても、痛みが出た時にどう対処したらいいのか、自分の体にはどうしてあげる必要があるのかを知りたい、というところまで考えていらっしゃいました。

すべり症は治らないものだ、と諦めてしまうのではなく今の症状をどうしたら改善できるのか、ということをしっかり考えていくことで体は変えられます。

今回の方は30%のすべりがある状態でも、2ヶ月半ほどで症状は改善しました。

すべり症の改善度合いに個人差はありますが、長く放っておくとすべりの度合いもきつくなることで症状がどんどん悪化してしまいます。

もしお悩みのようであれば、一度ひこばえ整骨院にご相談ください。

 

直筆の声

10年以上、腰痛に悩まされていましたが、自分で調べた体操をしたり、腹筋をしたりしていましたが、8月に左足に痺れが出てきて、整形外科の診察を受けました。

腰椎すべり症と診断され、背骨が30%位ずれているレントゲンを見たときに、ショックを受けました。

医師は『手術をしないと、根本的には治らない、ずっとすべり症と付き合っていくしかない』

と腰を見たり触ったりもせずに、薬と湿布を処方されて診察終了でした。

2回目の診察も同様でした。

すべり症と付き合っていくための信頼できるパートナー探しを始めました。

結局、ひこばえさんに決めたのですが、決め手は、写真での横溝先生のすべり症でも、腰痛は治します。ゴルフもできます。と言う自信と熱意でした。

初回でしびれも快便したので、即10コースの支払いをしました。

結果は正解でした。

腰と関係あるだろうかと言う部分の施術で不思議と腰痛がなくなりました。

自分でできる腰痛改善のストレッチも教えてもらい、ゴルフや運動しながら、すべり症と付き合っていけそうです。

信頼できるよきパートナーに巡り会えました。ありがとうございました。

 

【*得られる結果には個人差があります】

ひこばえ整骨院 すべり症の 施術手順

当院ではすべり症の施術をとても得意としています。

実際に病院で手術をしましょうと言われた方が改善された事例も多くあります。

すべり症だから腰の悪い部分を施術するのではなく身全身を見ていきその方にとって一番よくなるポイントを探して施術を行っていきます。

もし今あなたがすべり症で痛みやしびれで悩まれているなら一度当院をお越しください。

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