ぎっくり背中と扁平足による足の痛みに悩んでいた20代女性の症例|西宮市 ひこばえ整骨院

症例の概要

2日前にぎっくり背中のような強い痛みが出て、深呼吸や寝返り、頭を少し動かすだけでも背中に痛みを感じていた20代女性の症例です。

仕事にも影響するほどの状態だったため、まずは背中の痛みを中心に施術を開始しました。

その後、背中の状態が落ち着いてきた段階で、以前から悩んでいた腰痛と扁平足による足の痛みについても相談がありました。

ライブへ行くことが好きでしたが、長時間立った後には足の痛みが強くなり、ふくらはぎのむくみやつりも気になっていました。

そこで、途中からは腰だけでなく、歩き方や足の指の使い方なども確認しながら施術を進めました。

患者さん

20代女性

来院時のお悩み

  • 2日前から背中に強い痛みがある
  • 深呼吸をするだけでも背中が痛む
  • 寝返りや頭を動かす動作でも痛む
  • 仕事にも影響するほど痛みが強い
  • 以前から腰痛も気になっていた
  • 扁平足で長時間立った後に足が痛む
  • ライブの後はふくらはぎのむくみやつりも気になる

来院時に最も困られていたのは、突然出た背中の強い痛みでした。

一方で、施術を進める中で、以前から腰や足にも悩みがあったことが分かりました。

これまでの経過

扁平足については、ご家族にも同じような足の形があり、ご本人は「遺伝だから仕方がない」と考えていました。

以前にも扁平足が気になって別の整骨院へ通い、半年ほど施術を受けていたそうですが、思っていたような変化を感じられず、半ばあきらめていたとのことでした。

特に困っていたのが、長時間立ったり歩いたりした後の足の症状です。

ライブへ頻繁に出かけていましたが、ライブ後には足の痛みが強くなり、ふくらはぎがむくんだり、つりそうになったりすることがありました。

仕事中や普段の生活でも足の症状を感じることがあり、背中の施術が落ち着いた後に、腰と足についても確認していくことになりました。

ぎっくり背中と扁平足による足の痛みで来院した20代女性の症例

当院で確認した身体の状態

背中の状態

初回来院時は、背中の筋肉の緊張が強く、深呼吸や咳、寝返りなど、身体を少し動かすだけでも痛みが出る状態でした。

そのため、痛みが強い部分だけを直接刺激するのではなく、周辺の筋肉や身体の動きを確認しながら施術を進める必要があると考えました。

腰と足の状態

背中の状態が落ち着いた後に腰や足を確認すると、扁平足だけではなく、立ったときの重心や歩き方にも偏りがみられました。

扁平足だから必ず足に痛みが出るわけではありません。

今回の症例では、足の形に加えて、歩き方や足の指の使い方、身体全体のバランスなどが、足や腰への負担に関係していると考えました。

施術の考え方

最初は、日常生活への影響が大きかった背中の痛みを優先して施術しました。

背中の状態が落ち着いてからは、腰と足についても確認し、歩き方や立ち方、足の指の使い方などを含めて取り組みました。

足については、足裏だけを施術するのではなく、長時間立ったり歩いたりした際に負担が集中しにくい身体の使い方を身につけることを重視しました。

施術後の経過

1〜4回目|ぎっくり背中への施術

初回は背中の痛みが非常に強かったため、痛みが出ている部分への強い刺激は避け、周辺の筋肉から施術を行いました。

2回目の時点では、深呼吸をしたときの痛みはまだありましたが、寝ている間の痛みは少なく、この2日間は眠ることができていました。

仕事は休み続けることが難しく、痛みが出てから2日後には復帰されていました。

3回目には背中の痛みが軽くなり、仕事中にも初回ほどの強い痛みは感じなくなっていました。

深呼吸や大きな振動が加わった際にはまだ痛みがありましたが、ご本人の感覚では初回の半分程度になっていました。

4回目には日常生活や仕事で背中の痛みをほとんど感じなくなっていました。

ただし、肩や背中の関節には動かしにくさが残っていたため、肩甲骨まわりの動きも確認しながら施術を続けました。

5〜7回目|腰痛と扁平足への取り組みを開始

背中の状態が落ち着いた頃、以前から腰痛と扁平足による足の症状にも悩んでいたことを伺いました。

そこで、背中の状態を確認しながら、腰と足へ施術の重点を移していきました。

足については、足の指の使い方、歩き方、足裏のセルフケア、普段の立ち方などを一つずつお伝えしました。

扁平足そのものの形だけを変えることを目的にするのではなく、普段の生活で足へ負担が集中しにくい使い方を身につけることを目指しました。

8〜10回目|歩き方と足の使い方を確認

8〜9回目は、腰と足への施術を続けながら、特に歩き方を重点的に確認しました。

10回目の前にはライブへ行く機会がありました。

以前はライブ後に足の痛みが強くなっていましたが、このときは痛みがなくなったわけではないものの、ご本人の感覚では以前の半分程度だったとのことでした。

11〜13回目|足の指を使うことを意識

11〜12回目は、歩き方に加えて、足の指を使って地面を蹴る動作についても確認しました。

ご自宅でもお伝えした内容を継続して取り組まれていました。

13回目頃には、日常生活の中で足の痛みを感じることが少なくなり、腰痛についても普段はあまり気にならなくなったと話されていました。

14〜16回目|長時間立った後の状態を確認

この頃には腰痛はほとんど気にならなくなっていました。

一方、パンプスを履いて長時間歩いたり走ったりすると、足裏の張りやふくらはぎがつりそうな感覚が残っていました。

ただし、少し休憩すると落ち着く程度になっていたため、状態を確認しながら施術を継続しました。

最後の来院前には、ライブで約3時間立ち続ける日が2日連続でありました。

このときは以前のような足の痛みは感じず、ライブを過ごすことができたとのことでした。

また、前回から約20日間隔が空いていましたが、腰痛が再び強くなったり、以前のような足のつらさが出たりすることもありませんでした。

パンプスを履いた際には一般的な疲労感はあるものの、以前感じていたような強い症状はみられなくなっていました。

なお、足の形そのものが扁平足ではなくなったわけではありません。

歩き方や足の使い方に変化がみられ、日常生活で困っていた症状も落ち着いていたため、16回目で継続的な施術はいったん終了しました。

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

院長の考察

今回の症例は、ぎっくり背中のような急な背中の痛みをきっかけに来院され、その後、以前から悩んでいた腰痛と扁平足による足の症状についても取り組んだケースです。

足について重要だったのは、「扁平足だから痛い」と足の形だけで判断しなかったことです。

実際に身体を確認すると、足の形だけではなく、立ったときの重心や歩き方、足の指の使い方にも特徴がみられました。

そのため、足裏だけを施術するのではなく、立ち方や歩き方など日常生活で繰り返す動作についても一緒に確認しました。

最終的にも足の形そのものが大きく変わったわけではありませんが、長時間立つライブでも以前のような痛みを感じずに過ごせるようになったと話されています。

扁平足があっても、必ず痛みやむくみ、つりなどが起こるわけではありません。

「足の形がどうなっているか」だけでなく、「その足を普段どのように使っているか」「どのような場面で困っているのか」を確認することが、施術方針を考えるうえで大切だと考えています。

患者さんの声

ぎっくり背中と扁平足で来院した20代女性の感想

扁平足による足の痛みで来院した20代女性と院長の写真

※患者さん個人の感想です。施術による変化には個人差があります。

扁平足による足の痛みでお悩みの方へ

扁平足があっても、症状の有無や困っている場面は人によって異なります。

長時間歩くと足裏が痛む、立ち続けるとふくらはぎがつらくなるなどの場合には、足の形だけでなく、立ち方や歩き方、足の指の使い方なども確認することが大切です。

ひこばえ整骨院の扁平足に対する考え方や施術については、下記の症状別ページで詳しくご紹介しています。


扁平足の原因や施術について詳しく見る

※施術による変化には個人差があります。本症例は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

この記事の執筆・監修者

ひこばえ整骨院 院長 齋藤克也

齋藤 克也

ひこばえ整骨院 院長

柔道整復師(国家資格)

ひこばえ整骨院では、院長の齋藤克也が患者さんの身体の状態を確認し、施術まで一貫して担当しています。

当サイトの症例記事では、実際に来院された患者さんの経過をもとに、来院時のお悩み、身体の状態、施術の考え方、その後の変化についてご紹介しています。

症状名や足の形だけで判断するのではなく、「どのような動作で困っているのか」「日常生活で何ができなくなっているのか」まで確認することを大切にしています。

2019年には、セルフケアや身体の使い方についてまとめた書籍を出版。現在も臨床に携わりながら、患者さんに身体の状態をできるだけ分かりやすく伝えることを心がけています。