患者さん

40歳代 女性 主婦 西宮市在住

来院日

平成28年3月

悩み

小さい頃からO脚がコンプレックスで、2年程前にO脚矯正をしてもらっていた時には見た目でもそこまで気にすることもなくスカートを履けていたそうです。

引っ越しをきっかけに、1年程施術を受けずにほったらかしにしていたら、まただんだんと隙間が大きくなりだしてしまった、とおっしゃっていました。

以前よりも一気に広がった感じがして、膝の部分の広がりが気になってワンピースやスカートが着れなくなった、とお悩みでした。

それと同時に、腰回りの広がりも気になっていたこともあり、骨盤が開いてきたりしていることも関係しているのかというのも気になり、ご来院くださったそうです。 > 写真

検査

初めの検査では立ち方をみました。

膝の開きを確認したところ、膝の間の隙間がこぶし一つ余裕で入るほどの間隔でした。

立ち方も悪く、かなり重心が外側に偏っていました。

お仕事が立ち仕事ということもあり、余計に足の形が崩れてしまったのでしょう。

姿勢を確認したときにもう一つ気になったのが、側弯症であることです。

小さい頃に言われたことがあったようですが、特に痛みもなかったため放っておいたということでした。

側弯の影響もあり体の捻じれがきつく出ており、特に右側の体の負担が強くなっていて、膝の開きも右足の方が外側に開いていました。

ご自身でも仰向けになった時に右肩が浮くのがわかる、と気にされていたようでした。

診断

外側重心になることで股関節、膝関節、足関節に捻じれの力が加わり、足が外側へ開いてしまっていました。

側彎の影響もあり、右肩が前方に出てしまうことで体全体に捻じれが加わりやすく、さらに体の重心が外側にぶれてしまっていることからO脚がどんどん悪化していったと説明しました。

一度施術して治っていたのにまた開いてしまったのは、その側彎の施術がされていなかったことと、日常生活で気を付けるべきところが全く意識できていなかったためです。

初回の治療

これだけ足が捻じれていると自分で正しい立ち方を意識しようとしても、正直できません。そのためまずは外側重心を正してもらえるよう体の軸を整える必要があります。

お仕事の関係で立ち時間が長いので、まずは足のバランスを優先して整えていくため、腰から下の下半身を重点的に治療し、立ち方を変えていただきました。

側彎もあるので左右で施術を変えて、バランスをとりやすいように矯正を行ないました。

自宅での指導

自宅ではまず股関節の動きをつけるストレッチと上半身の捻じれをとるストレッチをお伝えしました。

そして立ち方。

外側重心にはならないように意識してもらい、歩き方の気を付けるポイントも説明しました。

以前の施術の時は、全く日常で意識していなかったので、気を付け方がわからないとおっしゃっていましたが、今回はきっちり治したいのもあり、日常生活での意識はかなり重要です、とお伝えしました。

O脚を治すための運動もあるので簡単なものを一つ、お伝えしておきました。

正直、O脚は癖の部分が大きいです。

ご本人も「今回はしっかり治したいので、運動もストレッチも頑張ります。」とおっしゃってくださいました。

 

2回目以降の施術

2、4回目の治療

二回目の施術でも足の動きと体全体の左右バランスを整えるように場所によって左右で施術を変えていきました。

運動も徐々に増やしていき、出来る限り毎日続けていただきました。

全く動かなかった膝の関節に動きも付いてきて、以前よりも意識できるようになったとおっしゃっていただけました。

ですがどうしても仕事中などが、意識をしても直ぐに忘れてしまう、なかなか維持できない、とお悩みでした。

無意識で立っている時間が長くなるとだんだん外側になり、真っ直ぐ立てなくなってしまい、それが続くと足も疲労が溜まってくのが分かる とのことだったので、テーピングを巻き意識していないときでも重心が外側にならないようにしました。

テーピングをした状態で立ってみてもらうと、だいぶ立ちやすく楽になったので、なるべくお仕事中やよく歩く時などはテーピングや包帯でサポートしてあげるとましになるので、できる範囲でやってみてください、とおつたえしました。

4回目の術後には膝の隙間が指3本で若干すきまができるくらいになり、こぶしははいらないくらいでした。

 

5.7回目の治療

テーピングで足が疲れにくくなったことと立ち方や運動がしっかりできていたこともあり、5回目には隙間が4回目の術後のままで維持できていました。

頻度も1週間に一回から10日に一回と、間隔を空けていきました。多少お仕事で忙しかったりストレッチができていなかったりすると、隙間が開きますが、術後には戻るようになっていました。

7回目終了時点では指2本分の隙間しかないほどになっていました。

このころからO脚よりも側彎に意識がいっていたそうで、肩の位置が気になる、とおっしゃっていました。

施術ポイントも、背中〜肩周りの矯正や骨盤の向きなど、上半身のバランスを整えることに変えていきました。

 

8.9回目の治療

前回から2週間後ですが、膝の隙間は指2本分。

仰向きで寝た時も、最初は右肩がかなり浮いていましたが、術後にはほぼ左右差なくつくようになっていました。

 

最後の治療

また2週間ほどあけましたが、ご本人も以前よりもだいぶ膝の隙間が狭くなっている状態が維持できるようになっていて大変喜ばれていました。

嬉しいことに、O脚が気になって着ることを避けていたワンピースをこないだ買ってしまったと嬉しい報告を聞かせていただきました。

他にも以前は着ていた膝丈のスカートなどもまた履けるようになったのもおっしゃっていただき、本当によかったです。

最初と最後で写真を撮って足の幅を見比べてみると、かなり改善しているのがわかりました。

もう一つ、写真で大きく変わったのがお尻の大きさです。

初回と同じズボンを履いた状態で撮ったのですが、後ろから見たときのお尻のラインが初回と全然違うようでした。

このことにもとても喜ばれていました。

O脚の改善ができて、あとは日々の疲れを溜めないようにということと、側彎からくる背骨の捻じれをとって再発予防をする必要があるので、しばらくはメンテナンスで続けて来院されています。

まとめ

ずっと気になっていたO脚ですが、一度治療して治っていたのにまた戻ってしまった、というのが一番ショックだったそうで、また開いてこないかを心配されていました。

確かに日常の癖なので、全く意識せずに生活して戻らない状態になるまでは、かなり時間がかかります。

それまで意識を続けることが重要で、一番の再発予防になります。

治療を続けていくうちに、前よりも意識しやすくなった、とおっしゃっていたのもその過程で起こった体の変化です。

そういった変化の積み重ねで今のお体の状態があるわけですから。しっかりと治った状態を維持するまで、正しい変化を積み重ねていってほしいですね。

写真写真

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