患者さん

Hさん 40歳代 男性 会社員

 

来院日

平成29年5月

【悩み】

仕事をしていると右の肩に痛みが出ることと指先にしびれが出てくる

 

1ヶ月ほど前から右の肩に違和感を感じるようになっていました。

お仕事は常に体を動かしたり荷物を運んだりするなどの重労働がほとんどでした。

そのままほったらかしにしているとだんだん右手にしびれが出るようになってしまい、親指人差し指、中指この3本に痺れを感じるようになっていきました。

腕を回したり肩を動かしたりすることで痛みを感じるようになったり、あげにくいなどの状態になったので今の内にしっかりと改善したいという意味で 来られました。

【検査】

手のしびれがあったので胸郭出口症候群か頚椎のヘルニア、単純に筋肉の圧迫によるしびれなのかの診断を行っていきました

元々整形外科で首のレントゲンを撮った時には、首に軽度の圧迫感がありヘルニアまでは入っていなかったがヘルニアの手前という診断も受けていました。

【診断】

軽度のヘルニアと肩甲骨肩の関節の圧迫により痛みとしびれが出ていた

 

これが今回の大きな原因として挙げられました。

胸郭出口症候群の一つとして両手をあげると手が青くなったり拍動が消えてしまったりするというのがありましたが、実際に検査をすると両方とも出てきました。

特にバンザイをした状態になると右手の拍動が瞬間的に消えてしまうために、胸郭出口症候群も同時に出ていると判断をしました。

しかし胸の前の筋肉と肩の周辺の筋肉を緩めることで脈拍が出るということもあったので、そこまで酷い胸郭出口症候群ではなく軽度の状態とも判断ができました。

 

【治療内容】

初回の治療では肩甲骨、首、腕の前、肩の関節、背中の関節、5点の治療ポイントにしぼり施術を行っていきました

特に肩が中に入ってしまい青が前に突き出ててしまう状態になっていたため、姿勢の矯正も同時におこなっていきました。

手の拍動が止まっている事はご自身では判断ができませんでしたが、両手を上げた時に手がだるくなる状態があったのですが胸の前を治療するとその痛みが軽減していたので圧迫をしているということは理解をされました。

痺れ自体は仕事中に一番多く出るためにその場で良くなったかよくなってないかの判断はできていなかったのですが、実際に仕事を行ってもらい状態を把握してもらうというお願いをして初回に関しては終了としました。

ストレッチのアドバイスと日常生活では胸の前を開くストレッチと肩甲骨を動かすストレッチの2点に絞ってアドバイスを行いました。

頻度的にあまり来れないということだったので初回を入れて合計4回の施術でなんとか痺れと痛みを取るという約束をして初回は終了となりました。

【2回目の以降治療】

2回目の治療5日後

全部で4回の治療しかできないために詰めてきてもらい一気に治す方法を奪っていきました。

その代わりに自宅でのストレッチと職場でのストレッチは絶対行ってもらうという約束のもと治療を行っていきました。

2回目の時には痺れは初回に比べ半分程度にまで経験をしていましたが、しびれが良くなったことで肩を動かした時の痛みは感じるようになっていました。

ストレッチはアドバイスをした通り全てやっていただき、動くとしては非常によく吐くようになっていました。

動きがしっかりとついたために元々使っていなかったところを使うようになったので痛みとして感じるようになっていました。

肩甲骨を動かすとどうしても他の部分にも負担がかかるために疲労感として背中や腰の方にまで出ていました。

この時のアドバイスとして肩甲骨を動かす体操を一つ加えて残り2回は1週間に1回のペースで来てもらうようにアドバイスをしました。

3回目の治療1週間後

3回目の治療では痺れとして全く感じない状態にまで回復をしていました。

肩甲骨を動かした時と仕事中ふとした時に痛みを感じる程度でその他はほとんど痛みとしても動きとしても違和感を感じない程度にまで回復をしていきました。

仕事上を腕を後ろに引くことが非常に多かったため、その動作をすると肩甲骨と背中の部分に痛みが出ているような状態でした。

普段の動作をしてもらうとところ、動きどうしては全く問題はありませんでしたが右の肩甲骨だけが後ろに引くという動作が出来にくいというのが最後の治療として残っていました。

非常に順調な感じで痛みは取れていたのでストレッチのアドバイスはそのまま継続してもらい、治療としては首と肩甲骨の動きを出すことに集中をしていきました。

4回目の治療を1週間後

1週間後に来てもらうと時には、痛みと痺れ間に関してはほぼゼロの状態になっていました。

腕を後ろに引いた時の違和感はほんの少しだけあるかないかなという状態が出ていましたが仕事に差し支えるほどにまではなっていませんでした。

肩の動きや最中の使い方に関しては全く問題はありませんでしたが、肩甲骨だけは少しの動きの悪さが出ている状態でした。

一番最後の治療では肩甲骨を集中的に動かす治療をし、終わった後には普段と同じような動作をしてもらっても痛みもしびれも違和感も全て改善したので、初回でお話しした通り4回目の治療で終了となりました。

まとめ

今回の改善事例では4回という非常に短いスパンで改善することができました。

全員が4回で改善するというわけではありませんが、この花のように期限をしっかり決めて期間をしっかり守っていただきそして自宅でのストレッチ体操などを忠実に守っていきたいとことでこれだけ短期間に改善することができました。

痛みを我慢してしまうとその分しびれ感、治療自体が長引くことはたくさんあります。

痛みを感じたから来るのではなく、痛みを感じる前に違和感や不快感の状態で治療することが短期間で治るコツです。

 

ひこばえ整骨院の肩の痛み、手のしびれの施術手順

ひこばえ整骨院では肩の痛み、手のしびれの施術を得意としています。

痛みや悪い部分だけを見るのではなく、姿勢、体のバランスを見て全身をくまなく施術をしていきます。

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