患者さん

32歳 男性 西宮在住 会社員

来院

平成29年1月

 

悩み

平成28年の8月腰を痛める。

特別な事をしたわけではないけど、左のお尻、腰、右足の痛みが鋭く痛む

現因は満員電車で押された時に変な態勢で踏ん張ったからからかなとおっしゃる

あまりの痛みに平成28年10月に2週間程度入院。

MRIを取るがヘルニアでも、すべり症でも、変形性のものでもなく全く原因不明。

最終的には『精神的なものなので精神安定剤を出しましょう』

と病気でもないのに病気扱いに慣れて、途方に暮れていました。

子供さんが3人目の生まれるまで、何とかして治療をしてほしいという事で、奥さんがたまたま当院を見つけて来院。

希望はとにかく

普通の生活に戻りたい

というのが一番の目標でした。

 

検査

画像診断では以上はありませんでしたが、すべての検査を再度やり直し

  • ヘルニアの有無
  • すべり症の有無
  • 脊柱管狭窄症の有無
  • 変形性の有無
  • 炎症のチェック

と大きく分けて5つの検査に分けて実際に行っていきました。

細かくいうとこれ以外にも20ほどの検査に分けておこない、原因を特定しました。

 

診断

 

病名でいうと

  • 仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)
  • 脊柱筋炎(せきちゅうきんえん)
  • 腸腰筋炎(ちょうようきんえん)

この3つが重なりあって激痛と原因不明の状態に体がなっていました。

約半年をかけてじわじわ痛みが出てきて、炎症が出てきてそれが腰、お尻、背中、足に伝わっていった感じです。

この方には実はメールを直接送り、妊娠中の奥様にもおくりました。

以下実際のメール内容です。

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D様

こんばんは。

ひこばえ整骨院 斉藤です。

大変申し訳ございません。遅くなりました。

本日お体を見させて頂いてまとめさせて頂きます。

難しい用語もありますので、もし不明点がありましたらこのメールにご返信下さい。

まず、結論からお話をさせて頂きます。

腸腰筋炎(ちょうようきんえん)

脊柱筋炎(せきちゅうきんえん)

仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)

これらをこみこみで梨状筋症候群として一括りとしてなります。

これらがまとめ全て自覚症状がでてます。

全てが一気に自覚症状が出ている状態です。

全てにそうですが、しびれと痛み怠さ等、程度によってあります。

Dさんのお体は常に炎症があり、それが4〜5か月間の間、慢性的に炎症が出ています。

それによって体がかばいあって腰、骨盤の周り(仙腸関節)の動きがなくなり、ほとんど癒着している状態です。

実際にレントゲンやMRI、内臓に検査では一切異常がありません。

全てにおいてそうですが、唯一どれにも見る事が出来ないのは

炎症

の有無です。血液検査などありますが、とても炎症のある捻挫などでは出ません。

ヘルニアでもヘルニアがあっても血液検査に出るとは限りません。

血液検査がない=炎症はないは当てはまらない事もあります。

Dさんのお体は常に炎症を体の中にある状態で、種火があるイメージです。

今回治療をさせて頂いて、終了した後に動きが出た部分、痛みが改善すた部分がありました。

痛みが改善できる部分があると言う事は十分改善の見込みはあると考えています。

今後の治療ですが、痛みがある状態は今回把握できました。痛みが今の段階でマシになる状態も把握できました。

この痛みが出ない状態(体右回旋、右の骨盤を右に捻る)にまずは体を動かしていきます。

決して体を歪ませるのではなく、楽な方向に体を持っていく様に治療をします。

毎回検査をして治療内容は変えていきます。

次回来院される際に今日と明日の状態を教えて下さい。

長文になりますが以上になります。

もし質問などがあればいつでも聞いて下さい。

夜分に失礼致しました。

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とこの様な結論に達し、本人と奥様に同意を得た状態で治療をスタートしました。

 

初回の施術

初回はとにかく触れるだけでも痛みが出ている感じでした。

お腹の前を触ろうにも痛みが出てきて触れることさえもできませんでした。

上記のメールでも書いていますがまずは体が楽になる方向に動かす事だけもするようにしました。

体右回旋、右の骨盤を右に捻ることに集中をして、その他の治療がしませんでした。

指導は体のわざと歪ます様にして、体の痛くない方向にもっていけるように体の下にタオルをしく様にお願いをしました。

2回目の治療は2日後にきてもらうことにしました。

 

2回目以降の施術

 

2回目の治療は2日後。

この時にご本人さんから

『なんとなくですが、寝ている時はましでした』

とご本人も驚かれた様な反応で体が少し改善していました。

治療内容としては前回と同じ治療をした事と、背中を押すと押した瞬間だけですが痛みが軽減しました。

この日はこの背中の治療も同時に入れて治療をお施しました。

終わった後も少し痛みが軽減して、次の治療は4日後に取ってもらいました。

3回目の治療。4日後

3回目の治療では痛みが軽減。本にもとても喜ばれていました。

『まさかましになる事があるなんて』

痛みがなくなったわけではありませんが、3回目の時には一番初めの脊柱筋炎(せきちゅうきんえん)はなくなりました。

腰の部分を押すと痛みや響く感じはありましたが、激痛まではなくなりました。

炎症がずいぶんと収まってきたのでこの時には一度テーピングをして動きやすい状態を作る様にしました。

4回目の時には

ずっと手放す事ができなかった杖を外せていました。痛みはまだあるけど杖をつくまでではない。

10の痛みが6程度にまで回復していました。

テーピングは引き続きして、この時にはお腹の前の治療をスタートしました。

全体的にそうですが、炎症は残り3割程度というところまで回復してきました。

5回目の治療

1週間後

10の痛みは4に

痛みが随分と軽減して、今まで痛みで仕事ができない程度でしたが、この1週間程度は痛みがなく普通に仕事ができたみたいで、職場の方の驚かれていたみたいです。

どんどん普段の生活に戻っていき、本当にうれしそうでした。

2月の後半には3人目を出産してかえって来る奥さんと子供さんと対面をする為の体をとにかくよくすることを目標に治療を行っていきました。

6回目の治療。

この治療も1週間後。痛みが軽減をしたみたいですが、お腹を壊してしまいトイレに行きっぱなしの状態だっためそれで痛みが股関節に出てきてしまいました。

一時的なものですが、まだ腰が不安定な状態になっているという事です。

7回目の治療も1週間後

前回の痛みが多少引きずるものの、初めの痛みは10→3

痛いという感じはほとんどなくなっていました。

仕事も休むことなく、普通にできる様にまで回復していました。

8回目の治療

痛みは10→2

痛みというよりは違和感が多少出るくらい。

子供さんはかえって来たけど少しの抱っこくらいでとどめてもらい、残りの治療が完治するまでもう少しの我慢。とお願いしました。

このころには炎症がぶり返すことはほぼなく、違和感が残る程度でした。

10回目の治療

痛み、違和感がほとんどなくなり日常生活にはほぼ支障をきたさず、ご自身のストレッチや体操で何とか収まる程度にまで改善しました。

少しの間なら抱っこもできる様になりました。

治療中もこの半年近くの間動く事があまりなかったので筋力の低下も著しく出ていました。

徐々に体を動かすことを初めていき、痛みがなくなり、日常生活も改善をしたのでこの日で施術は終了としました。

 

 

まとめ

病院でどうしようもないと言われたり、ご自身でも鬱になりそう

と言われていた状態からこうやって痛みがなくなり、日常生活も普通にできる様になって、そして不安がくなった生活を送れる事でも本当に幸せと感じてくれました。

この方みたいに諦めずに治療をすればきっといい結果に結びつきます。

痛みでもし困っているなら諦めないで下さいね。

 

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