産後にから膀胱脱になってしまい、色々な症状に悩まされていませんか?

膀胱脱は女性特有の病気で、子宮、膀胱の周辺の組織が伸びきってしまい、体が反応する事が出来なくなってしまった為に膀胱が伸びてしまっている状態に事を膀胱脱といいます。

病院に行くと手術を提案されたり、装具を入れたり等の治療方法があるけれども、実際に自分で治したり、ケアする方法を教えてもらえないことが現実です。

死に至る病気でないのでどうしても

この記事では膀胱脱に関する知識とどうやって自分で治し、再発を防げるのかを詳しく解説をしていきます。

*この記事は私の見解、知識、経験を元にアドバイスを行っています。医学的でない部分もありますが、ご了承の上最後までご覧下さい。

膀胱脱とは

そもそも膀胱脱とはどの様な状態を言うのでしょうか?

色々と調べるととても難しい言葉が載っているので簡単にご説明をしていきます。

女性は男性と違い臓器が一つ多いです。

臓器の下を下に落ちないようにしているのが

骨盤底筋群

ハンモックの様な形をしている筋肉で、この筋肉が骨盤の中にあります。この筋肉が臓器を支えています。

女性の臓器はお腹側から、膀胱、子宮、腸の順番で内臓があります。赤ちゃんを産むための子宮が真ん中にある状態です。

この3つを支えるために一番下に骨盤底筋群とよばれる筋肉が下から支えています。

そして、この3つの臓器がバラバラにならないように周辺に組織がありそれらを支えています。

膀胱脱とは、この骨盤底筋群や臓器の周りが緩んでしまい結果的に元の場所を逸脱して出てしまう事をいいます。

内臓に異常があるのではなく、その周辺に問題があるのが膀胱脱の特徴です。

膀胱脱の症状は?

膀胱脱の症状として下記の様なものがあります。

・椅子に座ると何か押し込まれる感じがする

・お腹の下側に常に違和感がある

・下着に血がついている

・排便ができない

・残尿感がある

・尿漏れがある

などの症状があります。どれか一つではなく、複合的に積み重なって起こる事が多い現状です。

ほったらかしにすると症状が強くなったり、症状が増えてしまう事があります。

一番最悪なケースでは排尿障害から腎臓に負担がかかり腎不全になるケースもあるので注意が必要です。

なので、上記の症状が出た時には直ぐにでも対応をする必要があります。

膀胱脱の治療方法

次は治療方法についてお話をしていきます。

今回が私が提案をするのは自分でできる方法ですが、実際には3つの方法があります。

どうしても改善しない場合は手術も視野に入れる必要があるので、そこも併せてご説明をさせて頂きます。

 

骨盤底筋群のトレーニング

これは後程詳しく説明をしますが、この一番下にある筋肉を鍛える事で骨盤の緩みを整えていきます。

それによって膀胱や子宮周辺の筋肉をつけていくようにします。

方法については後述します。

 

リングペッサリー

比較的多い処置ですが、これは保存療法になります。

2〜3か月を目安に病院で交換が必要になってきます。

しかし、リングペッサリーにもデメリットあります。

・定期的な交換が必要

・異物の為に、感染のリスク

・膣内で出血を伴う事がある

・おりものの過多

この4つが主なメリットです。

どうしても不衛生になってしまうので色々な感染症を起こしてしまったり、人によっては異臭を話すこともあります。

どちらかと言えばリングペッサリーと言うのは治療方法ではなく対処方法の中に入ります。

 

手術

最後は手術。これは皮膚を持ち上げて下がってしまった膀胱を持ち上げる方法です。

主に3つが治療方法となります。

次にお話しするのは自分でできる膀胱脱の方法です。

膀胱脱を自分で治す方法

膀胱脱を防ぐためには骨盤底筋群を鍛える必要があります。

それと同時に正しい姿勢を覚える必要もあります。筋トレをしようと思った時に正しいフォームでしなければ体を壊すのと同じように、骨盤底筋群を鍛えると思うと正しいやり方と正しい姿勢を維持しなければ体を壊すのと同じです。

そしてもう一つ注意しなければいけないことは

短期間で結果を求めてはいけないということです。

どれだけ少なくても最低2ヶ月から3ヶ月間の期間を見るようにしてください。

1週間や2週間若しくは1ヶ月程度続けたからすぐに成果を求めるのは正直難しいです。

尿失禁や尿漏れがあることに関しては1か月程度で成果として少し現れますが、初めのうちはそこまで期待しないようにしましょう。

この期待しないことが非常に重要で継続するのにはとても大事なことになってきます。

 

一番初めにすることは正しい姿勢を維持することからです。

この正しい姿勢が抜けてしまうとすべて台無しになってしまうのできっちりと覚えるようにしてください。

まずは壁に背中を全てつけてください。

後頭部、背中、肩甲骨、お尻、太もも、ふくらはぎ、かかと

以上7点を全て壁につけて壁に立つようにしてください。

この状態ができれば一番最後に顎を下に引く様にしてください。

非常に窮屈な体勢になると思いますが正しい姿勢というのはこの状態のことを言います。

ほとんどの場合ご自身が思っている正しい姿勢と本当に正しい姿勢というのはほぼあいません。

良い意味で自分の感覚は捨てて違和感のある姿勢を維持するようにしていきましょう。

壁にすべてつけた状態でそのまま姿勢を維持し一歩前に出るようにしてください。

立っている時も座っている時もこの状態を維持できるとお腹の筋肉と背中の筋肉を均等に使うようになるので、変に筋トレや運動をするよりもよっぽど筋力強化となります。

まずはこの基本スタンスを日常生活から変えていくことを前提として骨盤底筋群の筋トレを行うようにしてください。

 

骨盤底筋群の鍛え方その1

仰向けで寝ていただき両方の膝を立てるようにします。

では手のひらを地面につけて肩の力を抜くようにします。

膝の真上かまたのすぐ下にタオルやボールを挟む様にして内側の筋肉を締めていきます。

手はそのまま置いた状態で腰を浮かしていきます。この時に足に挟んだタオル屋ボールを挟み込む用にしてください。

上に上げたまま3秒から5秒間静止して一度お尻をおろすようにしていきます。

あげすぎも腰に負担がかかるのであげて時に胸とお腹と太ももが平行になる状態にまで持ち上げるのが一番ベストです。

この運動は骨盤底筋群を鍛えるのに非常に重要になってくるトレーニングです。

一番基礎的なトレーニング方法としてもよく用いられますので必ず体得できるようにしていきましょう。

理想は朝昼晩の3回行う事で効果が出てきます。

 

骨盤底筋群の鍛え方その2

タオルを1枚用意してください。フェイスタオルぐらいの大きさのタオルで十分です。

そのタオルを4等分に折り、ひとつの棒の様に作っていきます。これを一つだけ準備してください。

作ったタオルをお尻に引く様にしてその上に座ります。

丁度お尻の穴がタオルのど真ん中に来るようにしてください。余裕があるなら太ももの間にバスタオルがハンドタオルを挟む様にしてください。

またに挟んだタオルは落とさないように軽く足を閉めて行きます。

お尻のあいだにタオルを挟んでいますがそのタオルが上に向かうよーなイメージでお尻の穴だけを少しずつ染めて行きます。

初めは最高の力を10とすると1割から2割程度の力でタオルを引き上げるようなイメージで行っていきます

。その状態を10秒間ほどキープしてください。

一度力を緩めで次は5割程度の力で同じようにタオルを引き上げて行きます。

この時の注意点として太ももの前に力が入ると意味がないのであくまでもお尻の穴を締めるようなイメージで行ってください。この状態も10秒間ほどキープしてください

?最後に1度力を緩めて次は8割から9割程度の力を入れてタオルを引き上げていきます。キープする時間は同じく10秒間ほど行う様にして注意点としては太ももに力が入らないようにしてください。

以上が二つ目の骨盤底筋群の鍛え方です。

 

以上が骨盤底筋群の鍛え方になります。その他にもいろいろな方法があります。下記に骨盤底筋群の鍛え方の動画も一緒に載せてておきますそちらを参考にしてください。

一番初めにもお話しさせてもらった通り、骨盤底筋群というのは少しやっただけで筋肉がつくわけではありません。必ず継続的に行うようにしてください。



体操や運動している時にお尻に力が入れないと感じた時

ある程度筋力がある方に関しては上記の運動で大丈夫ですが、慢性的になっている方は筋力を入れることも難しいと言うことがあります。

その場合は骨盤にベルトを巻いて骨盤底筋群を使いやすくする方法もあります。

実際に運動していて自分の中で筋肉を使っていない感覚があれば一度ためしください。

ベルトをつける場所

買った時に股関節の横側に出っ張った骨があると思います。

この骨は大転子と呼ばれる分ですが、この大転子の部分を中心にベルトを巻いていきます。

骨盤ベルトのように大きいものではなく、細めのベルトを使用していただければ結構です。

大転子の部分を圧迫することで骨盤が正常の位置に戻るのでてこの原理によって正しく使うことができます。これをすることにより本来の正しい機能が出てくるので骨盤底筋群がもともと弱い方でも効果的に発揮させることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際に膀胱脱で悩まれている方は非常に多い現状があります。

最悪の場合は手術をしたり、腎不全などのように症状が重たくなる場合もあります。

悩んでほったらかしにするとどんどん悪化する事の方が多いのが正直なところです。

まずは骨盤底筋群の筋力強化を図るとともに、日常での姿勢や体の使い方を十分に気をつけるようにしましょう

 


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